【特報 追う】チーム岩手 世界の舞台へ

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　氷上のチェス、カーリング。その新種目、ミックスダブルスの第１回日本選手権で、岩手県一戸町の苫米地賢司選手（２９）と二戸市の平美智子選手（２８）の「チーム岩手」が優勝、フィンランドで今月開催される世界選手権への出場を決めた。北海道や長野といったカーリング先進道県の強豪チームを連破しての快挙、突如現れた「わがまちのヒーロー、ヒロイン」に、地元「カシオペア連邦」は沸き立っている。（土樋靖人）　　日本選手権は昨年１２月、北海道北見市で開かれた。１８チームが参加。チーム岩手は予選リーグを６勝２敗で１位通過し、決勝トーナメントの準決勝でチーム土屋（長野県）に８−４、決勝でチーム常呂（北海道）を７−３で下した。決勝の相手は、長野五輪男子代表の敦賀信人選手と、ソルトレークシティー、トリノ両五輪に出場した小笠原（旧姓小野寺）歩選手の強豪ペアだった。　　苫米地さんは「岩手はこれまで、カーリングの全国大会でメダルを取ったことがないため、決勝戦に行けたことで、目標はクリアした。決勝は大差で負けることがないよう、決勝にふさわしい試合をと思ってプレーした」、平さんは「勝ったんだあと、何だかほっとする感覚だった」と振り返る。　　　　　■　　　■　　二戸地域でカーリングが始まったのは平成７年２月から。県立県北青少年の家にスケート場があることから、二戸青年会議所（当時）が青少年の育成事業として着手した。「子供に夢を与えよう、街の明るい話題づくりにつなげたいとの思いがあった」と新毛國信カシオペアカーリング協会長。「目指せ、オリンピック」と銘打って子供たちの大会を開催するなどしているうちに、一般住民もカーリングを楽しむようになり、いまでは小学校高学年からお年寄りまで約５０人の愛好者がいるという。　　それだけに、チーム岩手の今回の快挙は、カーリングの普及と競技力向上に取り組んできた関係者の苦労が実った形。「子供たちに『やればできる。夢がかなえられる』という希望を与えてくれた。それが２人の大きな功績」（新毛会長）。　　沸き立つ地元では早速、「チーム岩手・世界大会挑戦を支援する会」を設立。遠征費を捻出するための募金活動を展開し、二戸市のほか、盛岡市でも壮行式を行い、両選手を激励した。応援ツアーの企画も持ち上がった。　　　　　■　　　■　　練習環境が恵まれているわけではない。専用リンクはない。県北青少年の家でカーリングができるのは毎週火曜日と金曜日だけ。２人は練習のため、土日に青森まで足を延ばすこともある。苫米地さんは看護師、平さんは薬局勤務で、２人そろっての練習はなかなかできない。２月１３〜１６日には北見市で合宿をしたが、その後に２人が同時にリンクに立てたのは２９日だけ。３月５日には、成田からフィンランドに向けて旅立つ。　　小笠原さんは２人の申し出を受け、コーチとして同行する。「技術的にまだまだ。でも、無欲、無心でやっている。情熱を持ち続け、楽しむことができれば、実力以上のものが出せる。どの国もまだ（ミックスダブルスの強化に）力を入れていないので、（メダル獲得の）チャンスはある」と語る。　　２人とも８年前の冬、県北青少年の家で開かれた講習会に参加し、敦賀さんの指導を受けたのが、カーリングを始めたきっかけ。「１つの石を皆で狙ったところに持っていく。チームワークが問われるスポーツ」「子供、大人関係なく楽しめる」とカーリングの魅力を語る。　　苫米地さんは「常に明るく元気で、向上心を持つ努力家」、平さんは「冷静で、考えてから行動する。とても頼りになる」とお互いを評価。地域の応援を背に、異なる個性で力を合わせ、「恩返しをしたい」と上位進出をうかがっている。　　　　　　　◇　　■カーリング・ミックスダブルス　カーリングは、ハウスという円に向けて、約２０キロのストーンを滑らせて競うスポーツ。円の中心により近づけたチームが得点する。通常行われるのは４人１組で、エンドと呼ばれる攻守を１０回行う。各エンドで、１人２投ずつ、両チーム合わせて１６投、ストーンを滑らせる。対して、ミックスダブルスは、ハウスの中に１個、外に１個置いた状態で、競技を始め、１人が１投と５投、もう１人が２〜４投を受け持つ。エンド数は８。　　世界選手権は今回が１回目。３月８〜１６日、フィンランドのビイエルマキで開かれる。　　■カシオペア連邦　平成３年１１月発足。岩手県の二戸広域圏にある浄法寺町（１８年１月に二戸市と合併）、一戸町、二戸市、九戸村、軽米町を結ぶとＷの形になるため、夜空に同じ形に輝くカシオペア座にちなんで形成された。カシオペア座から連想される「美しい、明るい、清潔、優しい、ロマンチック」などのイメージに基づき、一体となって地域づくりを展開している。　

政府の防衛省改革会議は、２月中に予定していた中間報告を見送ることにした。
本当によろしくお願いします」などと書かれた手紙が置いてあった。
調査会で今後、対策を検討する。
営巣地は急ながけの斜面にあるため、安全確保用のロープを使いながら下る。
信沢喜代司氏（のぶさわ・きよし＝元日本通運専務）１６日、肺炎で死去。
具体的には、〈１〉「消費者庁」のような独立官庁型〈２〉公正取引委員会のような行政委員会型〈３〉内閣府国民生活局と国民生活センターの機能強化――の３案を示した。
一度は球団側との双方が年俸調停を申請し（不受理）、交渉のもつれが原因でキャンプの紅白戦に出場できなかった。
事故当日の１９日から行ってきた捜索では、ＧＰＳのデータを紙に記した「航法装置記録紙」や航海日誌、海図など２７点を押収。
返信があった中に家出願望のある女子中高生を見つけると、部下の男に迎えに行かせていた。
これでは、まるで法務省の出先機関ではないか。
両氏は再発防止に向け日米両政府が協力していくことを改めて確認した。
真未さんらは約２時間後、１１０番し、道警稚内署で強盗傷害事件として捜査している。
これにより到着は従来より約１時間短縮できるという。
【重慶（中国）＝軍地哲雄】今月２０日に重慶で行われたサッカー男子の東アジア選手権・中国―日本戦で、中国の相次ぐラフプレーに主審が適切な対応をしなかったとして、日本選手団の大仁邦弥団長（日本協会副会長）は２２日、大会を主催する東アジアサッカー連盟に対し、再発防止を求める申し入れ書を提出した。
「キューバ革命」も、とうに２０世紀の歴史の一コマになったということだろう。
接近する車の速度に応じて衝突の可能性を判断した上で、例えば「交差点の先に接近する対向車両があります」「前方道路右側から車両が接近しています」などと警告する。
イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故を巡り、防衛省や海自の情報開示がことごとく後手に回っている。
小野満氏（おの・みつる＝ジャズ・ベース奏者）１月２日、肺炎で死去。
同センターの小寺昌彦研究員（３９）は「真冬にこれだけ多くのチョウチョウウオが見られるのは初めて。
【モスクワ＝瀬口利一】任期満了に伴うアルメニア大統領選の投票が１９日行われ、同国中央選管は２０日、開票率１００％の集計で、コチャリャン大統領派の与党共和党を率いるセルジ・サルキシャン首相（５３）が約５３％を得票し、当選した、と発表した。